従業員が社内の改善点や新しい観点を見つけ、積極的に提案する姿勢があればどんなに楽なことか。
そう思ったことはありませんか?
では、なぜ従業員は社内提案を積極的にしないのか?
反対にどのようにすれば社内提案をしてくれるようになるのか?
今回は、その社内提案に関して、
社内提案が起こらない原因やその改善方法をや導入すべきシステムを踏まえて記載していきます。
1.社内提案が活性化しない原因

そもそもなぜ社内提案が活性化しないのでしょうか?
その原因は5つあります。
- 雰囲気
- 情報
- モチベーション
- 能力
- 仕組み
それぞれの要素を見ていきましょう。
(1).雰囲気について
まず、従業員が提案しづらい雰囲気が流れていることです。
あなたの会社の従業員は、提案しやすい雰囲気があると感じることができているでしょうか?
- 提案したら否定されるような空気感が流れていないか?
- 上層部が従業員に対して聞く姿勢が取れているか?
- 従業員が心理的安全性を感じることができているか?
などを確認しましょう。
よりより提案を持っていても提案しづらい雰囲気が流れていると、提案することができません。
(2).情報について
次に情報についてです。
情報とは、提案できるほどの情報を従業員が持っているかどうか?ということです。
もしも持っていなければ、提案することができなかったり、想像の範囲内の提案しかすることができません。
- 情報にアクセスすることができるか?
- 経営課題などの情報をシェアしているか?
- 情報はわかりやすくまとめられているか?
などを確認しましょう。
情報がなければあなたが求めるアウトプットは出てきづらくなってしまいます。
積極的に情報をシェアしましょう。
(3).モチベーション
当然ですが、モチベーションが低い従業員は、提案を行いません。
人間は興味のあることにしか、もっとこうした方が良いという思考が生まれないからです。
- そもそも従業員のエンゲージメントは高いのか?
- エンゲージメントが低くなる要因を取り除けているか?
- 採用/評価/研修などの人事システムは従業員のためになっているか?
などを確認しましょう。
従業員のモチベーションを高めるための設計を行い、提案がくるような地盤固めをしましょう。
(4).能力
能力とは、当人のスキルのことを指します。
経験や能力が低い従業員は、高い社員と比較してわかることが少ないため、提案することができません。
そのため、そのような従業員に対してはしっかりと育成していく必要があるでしょう。
そこで良いことは、能力の高い従業員が積極的に提案をする行動を見せることです。
- どのような観点の提案しているのか?
- 提案する際にリサーチしていることは何か?
- どのようにすればその提案ができるようになるのか?
などが見えるよう可視化し、育成に繋げましょう。
(5).仕組み
最後に仕組みです。
仕組みとは、制度、システム、理念などに効率かつ自動的に従業員が提案できる仕組みが存在するということです。
例えば、ベネッセグループでは、『B-STAGE』という社内提案制度を構築し、年間約1800件の提案が生まれたそうです。
このように、制度やシステムをきちんと導入すれば、社内提案を加速的に促すことができます。
2.社内提案を増やすためのシステム

次に、社内提案を促進するためのシステムについて解説をしていきます。
(1).グループウェアの活用
グループウェアとは、組織の情報共有や、従業員の関係性構築、バックオフィス業務の効率化を目的としたITツールです。
チャットや掲示板、スケジュール、ワークフロー、設備予約、ファイル共有など、さまざまな機能を搭載しています。
その中で、提案する場所を設けることで、社員の提案を促す形となります。
(2)フォームの活用
グーグルフォームなどの無料システムを活用し、提案を促す形となります。
(3)専用システムの導入
提案やアンケートにおける専用システムを導入するという形です。
みんばこは、匿名で従業員の本音を回収することができるシステムとなっています。
